ma07kitty’s diary

摂食障害の私にしか書けないブログ。経験者にしかわからないことを書いていきます。

回復へのきっかけ。

摂食の歴史を辿って書いていこうと思っていたけど、もしかしたら困ってる人が読んでくれるかもしれないと思い、回復のきっかけについて書いてみます。

 

単刀直入に言うと、あるカウンセラーさんとの出会いが全てでした。

私は摂食になって、4人のカウンセラーさんのカウンセリングを受けました。

3人も意味ないカウンセリングを受けたので、カウンセリング自体に不信感しかなかったけど…

最後のカウンセラーさんのおかげで、トントンっと回復。

寝ているとき以外は過食嘔吐を繰り返していた引きこもりは、今やパリっと正社員として働く既婚女になるとは…。。

 

治療としては、家族療法。

カウンセリングは、私だけではなく、母も受けました。

別々に、1人ずつ。

私とのカウンセリングでは、私に自立することや、人(特に両親)を信頼することを導いてくれました。

母には、私を信じること、信頼することを教えてくれたそうです。

私親子は、お互い信じていなかったわけではなかったけど、どっしりとした信頼関係が築けていなかったようです。

土台がグラグラしていたみたい。

それからというと、今まで心配ばかりして少し口うるさかった両親でしたが…。

外に飛び出して過食嘔吐を繰り返していても、それまでなら、しつこく何通もメールが来たり、何回も電話がきたりだったけど、全くこなくなったのです。

私を信じてるから?

私が過食嘔吐のしすぎで動けなくなって困って連絡をしたときは、すぐに駆けつけてくれました。

ただ、私を放置しているだけではないことは、ここでわかります。

この一見無意味に思えることが、私をガラリと変えました。

私はただただ、両親に依存していた甘えん坊だったのです。

自立できていなかった。

心配してほしかった、構ってほしかった。

病気なら、心配してくれるでしょ?

無意識だったけど、否定してたけど、今思えばその通りだったと思うの。

 

そのことを見抜いたカウンセラーさんは、偉大です。

そのカウンセラーさんを見つけて、嫌々な私を連れて行ってくれた母もまた偉大です。

 

その治療で、ドン底の私は約1年でバイトに行けるほど回復しました。

ちなみに、そのカウンセラーさんは体重や食事については一切言いませんでした。