回復へのきっかけ。
摂食の歴史を辿って書いていこうと思っていたけど、もしかしたら困ってる人が読んでくれるかもしれないと思い、回復のきっかけについて書いてみます。
単刀直入に言うと、あるカウンセラーさんとの出会いが全てでした。
私は摂食になって、4人のカウンセラーさんのカウンセリングを受けました。
3人も意味ないカウンセリングを受けたので、カウンセリング自体に不信感しかなかったけど…
最後のカウンセラーさんのおかげで、トントンっと回復。
寝ているとき以外は過食嘔吐を繰り返していた引きこもりは、今やパリっと正社員として働く既婚女になるとは…。。
治療としては、家族療法。
カウンセリングは、私だけではなく、母も受けました。
別々に、1人ずつ。
私とのカウンセリングでは、私に自立することや、人(特に両親)を信頼することを導いてくれました。
母には、私を信じること、信頼することを教えてくれたそうです。
私親子は、お互い信じていなかったわけではなかったけど、どっしりとした信頼関係が築けていなかったようです。
土台がグラグラしていたみたい。
それからというと、今まで心配ばかりして少し口うるさかった両親でしたが…。
外に飛び出して過食嘔吐を繰り返していても、それまでなら、しつこく何通もメールが来たり、何回も電話がきたりだったけど、全くこなくなったのです。
私を信じてるから?
私が過食嘔吐のしすぎで動けなくなって困って連絡をしたときは、すぐに駆けつけてくれました。
ただ、私を放置しているだけではないことは、ここでわかります。
この一見無意味に思えることが、私をガラリと変えました。
私はただただ、両親に依存していた甘えん坊だったのです。
自立できていなかった。
心配してほしかった、構ってほしかった。
病気なら、心配してくれるでしょ?
無意識だったけど、否定してたけど、今思えばその通りだったと思うの。
そのことを見抜いたカウンセラーさんは、偉大です。
そのカウンセラーさんを見つけて、嫌々な私を連れて行ってくれた母もまた偉大です。
その治療で、ドン底の私は約1年でバイトに行けるほど回復しました。
ちなみに、そのカウンセラーさんは体重や食事については一切言いませんでした。